
巻頭特集でナガセがナックルに乗っている、現在発売中の2009年1月号ホットバイク・ジャパンで、退任する奥井社長と新しく代表取締役となる福森豊樹氏の共同インタビューが掲載されている。
これまでのHDJの躍進の総括と将来へどう向かっていくのかという戦略について両氏のロングインタビューがあり、なかなかの見応えがある。新社長となる福森氏は中古車流通網の充実について質問をかわして、明言を避けたがこのあたりも体制の充実はユーザーであれば期待したいところだ。
華々しい政権バトンタッチのセレモニーとは裏腹に、師走の世間はサブプライムに端を発する不況の余波がものすごい。
先日紙面を国内新車販売台数の急速な減少のニュースが踊ったが、私が交流のあるディーラーさんの営業からはいい話は全く聞こえてこない。ハーレーの日本の売上も景気減の影響を受けて業績の一時的な悪化は避けられないだろう。
一方でこの秋にはこんな正規ディーラー倒産ニュースもあった。
「大阪」 (株)服部モーター商会(資本金2000万円、豊中市新千里東町1‐5‐3、登記面=大阪市都島区都島本通1‐2‐20、代表服部昭次氏、従業員112名)は、9月12日に大阪地裁へ民事再生法の適用を申請し、保全命令を受けた。
申請代理人は松本武志弁護士(大阪市西区江戸堀1‐2‐11、電話










06-6446-5896
)。監督委員には平川敏彦弁護士(大阪市北区堂島1‐1‐25、電話06‐6442‐8855)が選任されている。
当社は、1923年(大正12年)4月に外車の販売を目的に創業、66年(昭和41年)12月に法人改組され、2007年10月に大阪市鶴見区から現所
へ実質本店を移転していた。ドイツBMW社製乗用車の正規ディーラーとして、同車販売のほか、車両整備、損害保険代理店業務を手がけ、90年以降は大阪府
内、兵庫県内で新規出店を続け、売り上げは伸長。バブル経済崩壊後は一時的に売り上げが落ち込んだものの、2003年3月期以降、出店効果から再び増収基
調に転じ、2007年3月期にはピークとなる年売上高約150億1400万円を計上していた。
しかし、積極的な新規出店を借入金で賄っていたことから金利負担が収益を圧迫し、低収益で推移していた。そのため、2007年10月にビー・エム・ダブ
リュー大阪(株)へ大阪府内の3店舗を譲渡し、金融債務軽減や収益改善に努める一方で、今年4月には神戸市東灘区の六甲アイランドに新店をオープンさせて
業績回復を図っていた。ところが、消費の冷え込みから今期の売り上げが大幅にダウン、支え切れず今回の措置となった。
関西圏では有名な四輪・二輪販売店だと思うが、四輪(BMW)のビジネスの新規出店による収益悪化でコケ、今回の民事再生法となった。その後HDJが正規販売店契約を終了したために、この店でハーレーを購入したオーナーは不利益をこうむったり、戸惑っている現状がある。
(参考リンク)
ブログ:
たわむれせんとやブログ:
883R :blog新社長の福森氏は数年前にお会いしたことがある。CS(顧客満足)をどう上げていくかという点についていろんなディスカッションをしたりお願いされたりという内容で、その多くは実現しなかったのだけど、福森氏の印象はとても実直なもので私は個人的に新社長の活躍には期待している。
しかし、別にハーレーの売上があがろうと現状維持であろうと、外部要因によって金が回らなくなってディーラーがいきなりつぶれる時代にあって、我々自身がどう自己を守るかということと、今まで攻め一辺倒だったHDJが景気減速の中でどうビジネスをハンドルし顧客を守り育てていくかというハーレーの業界にもこれまでと違うターニングポイントが一気にやってきた感がある。
攻めの経営を続けてきた企業は至ってこういう変化に弱いものだ。
上記の正規ディーラーの倒産にあってもその対応が後手になっている感は否めない。さらに若者をターゲットにという新規開拓もわかるけれど、環境が激変するなかで既存のオーナーへのマーケティングをどうやっていくのかという点についてもさらに改善や新たな一歩を期待したいところだ。
ということで福森さんがんばってください。