Harley-Davidson NEWS(ハーレーダビッドソン ニュース)#04 NEWS

福島安達太良高原キャンプレポート

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今回このキャンプをやった理由っていうのは、昨年、岩手に出かけてった時にチャンさん含め、岩手のハーレー乗りの皆さんと意気投合して、どこかでお互いバイク同士でまた会えたらいいよねっていうのが元になっている。

この時期の福島は気候的にいろいろと難しい時期のようで、今年はかなり暖冬ではあるんだけどいろんな情報を土地勘がないながらも総合すると、バイク は無理でクルマ参加という方向で調整をした。メンバーとしては気心の知れた連中で、岩手に行ったときに生にゅりを見たいという意見が多数あったことから、にゅりは同伴とした。

朝は9時にみんな知ってる錦糸町のtuyo店前に集合。コスト削減のためクルマ一台で行くことになり、ベンツワゴンのトランクには極限までみんなの荷物と食材、防寒機材がつみこまれた。

なかなかこのメンツでクルマにのってどこかへ行くこともなかったので新鮮な道中ではあるが、サービスエリアでだべっている姿は、羽をもがれたトリか もしれない。やはりバイクのメンツはバイクでいくべきだよなとそれでも東北道を北へと進む。二本松ICには二時間ちょっとで到着し、近所にあった激マズの
回転寿司に舌鼓をうち、グチをたれ、買出しをさっとすませ、我々はいよいよ山登りをはじめた。

だが、当初からの悪い予感はあたりつつあった。どんどん山道を登っていっても一向に雪がないのである。途中スキー客でごった返すはずの岳温泉を通りs過ぎるが、まったく活気がない。もう目的地は400Mである。なんということだバイクで余裕で来れたじゃない!!

目的地である安達太良高原野営場は、遠目では、牧草地のようなこじんまりとしたスペースである。見覚えのあるランクルともう一台ジムニーが止まっていて、チャンさんと奥さんと、今回注目のエロバート氏が迎えてくれた。

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空は快晴。そして今回作りたかったカマクラ・・・である。オレたちは雪上キャンプということは始めっからなかったことにして、チャンさん差し入れの ビールをひたすら飲み始め、つまみを準備するために炊事場を占領して機材をセッティングはじめた。

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この時期にこの野営場にやってくる人もいないからこそできる芸当ではあるが、これはかなり快適な環境である。BGMはビリー・ホリデイとオーティス・レディング。うーん、マンダム。ソウルを肴にビールがすすむ。

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その後、あたりは暗くなり寒くなってきた。我々はただひたすらチャンポンしながらひたすら酒をのみつつ、キリタンポ鍋やビーフシチューを喰いまくっ たが、一息してから誰かがイキなことを始めだした。

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これはオレにとっても始めてのことだったが、昼間つくったミニかまくらにろうそくを並べて灯篭みたいにするのである。なんか見方によっては不気味でもあるが、幻想的な空間にしばし酔いしれる一同。

と、ふとその幻想的な雰囲気に触発されたのか、困ったことにベロベロになったおじさん達が脱ぎだしたのだ。残念ながら証拠写真をここでは開示できな いが、それはもう、全裸のおじさん二人が灯篭の灯のまわりで絡む様は・・・・ノーコメント・・・。

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その後宴は、Queenの曲を流しながらのコントと、
フットルースだっけ?80年代のユーロビート(死語?)流しながらみんなで踊りました。とてもシラフじゃできねーなあと思っていたが、そのうちの何人か
は、なんと踊ったことすら覚えておりませんでした・・・。

このおじさんがエロバートこと前田弟です。アフロ犬ではないです。

マイムマイム踊ってます。すでに全員記憶喪失ぎみ。一人5リッターぐらい飲んでます。 

 

 

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さて、翌日は朝から雨が降り、テントから出るとあたり一面は結構な霧となってました。やはり雪にはあえずじまい。我々はまったりと焼き鳥を食しなが ら、焚き火みながら時間つぶしをしました。聞くところによるとエロバートさんは日本焚き火協会の主催者?らしく、ご自慢の竹筒で火お越ししながらわれわれ
にウンチクを聞かせてくれました。またどっかで再会して飲みたい一人です。


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一応、最後は雪見風呂にでも入っておこうってことで、一同安達太良の山をさらに登り、温泉を目指しましたがなんと日曜にもかかわらず目指す温泉は休み!しかたなく岳温泉にはいってきましたが、ここもなかなかの泉質のように思います。

風呂から上がると天気雨の向こうに綺麗な虹がはっきりと光っていました。我々はまたいつの日にかここを訪れ、リベンジ雪上キャンプをすることを誓い、バイクでこなかったことをつくづく後悔するのでした。

 

おしまい。

 

 

追伸:関係者の皆さん、とくにチャンさんご夫妻お世話になりました。今度はあったかい時期にバイクで集まりましょう。










(特別寄稿)6ボルト の反逆 -6ボルト仕様の旧車を愛する人へ- 

by くるま <kuruma@attglobal.net>



(1) 旧車趣味は反逆か

二輪車を趣味にすることは「反逆」である、ともいわれる。「別に、そうかな? 面白いからいいぢゃん」と流していた。でも、「反逆」といわれてよくよく考えてみると、ふだん、「危険だ、あぶないヨ」「(四輪で行きゃいいのに) 暑い?寒い?」「盗まれるゾ」「音がうるさい」「(この道楽するのに)幾らするの?」といった周囲の揶揄(やゆ)攻撃にガチガチに力(りき)んで反応している自分に気がつく。

やはり反逆なのかな、と思う(*1)。旧車にのるならなおさらだ。朽ち滅びゆく年老いたマシンに乗って、整備や絶版パーツの入手に眼を白黒し、ABSのついた車や100馬力超のバイクにもまれながら走るのは大変なことだ。HDのスローガン、If I have to explain, you wouldn't understand (HDの価値は自明であり、説明を求める人には理解できない)も反逆の匂いがぷんぷんする。

昨年の晩秋にHDN管理人のtakuパンヘッドとともに2泊3日で山形へ行く機会があった。詳細はhitton サイトで観られる(*2)が、パンヘッド(taku)からショベル(woo)、エボ(hitton、くるま)、TC88(がく、kita)まで4世代の HDが雨雪の降る往復1000km超 をともにし、大過なく楽しめたのは新鮮な驚きだった。素性の良い旧車があり、つきあう根気があり、整備が行き届いていれば、旧車でも現行車に伍して十分遠 乗りが可能であることを示唆している。

 

脚注:

(*1) 最高のハーレー乗りになりたい!
き さん 2002/07/24
http://www.hdn.gr.jp/cgi-bin/ttoyobi/wwwlng.cgi?print+200207/02070026.txt

(*2) 山形新蕎麦ツーリング2003 hitton サイト
http://www.flhr.net/hitton/SOBA/SOBA029.html

 

(2) 突然死した 6Vバッテリー


しかし、taku パンは往路から大変なトラブルに見舞われた。初日朝6時、集合場所で6Vの新品バッテリーが死んだ。100V交流(AC)を用いて6V充電器をバイクの バッテリーターミナルに接続し、電圧を十分上げないと始動できなくなってしまったのだ(写真1)。幸いオルタネーターとレクティファイヤーは生きているの で、始動さえすれば元気に走れる。(写真1)山形行き東北道SAのガソリンスタンドにてオレンジ色のハコが充電器(始動補助器)。バッテリーターミナルへのアクセスは容易。ガソリンスタンドは100V AC が借りられるので、安心してエンジンを止める。スタンドの店員もこの手の客に慣れている印象。

彼は東北道のサーヴィスエリアから自宅に電話を入れ、携帯バッテリーとインバーターを2泊目の宿に届くように手配した。絶体絶命のピンチなのに妙に手際がいい。この米国製バッテリーのトラブルは今に始まったことではないからか(*3)。

それからは大変だった。休むたびに100V ACのコンセントを探し、始動の段取りを確保しないとエンジンが止められないのだ。エンジン停止が重大な決心、まるでオペのたびに人工心肺を用意し、患者 の心臓をぴたりと止める心臓外科医の心境だ。ガソリンスタンドは絶対100Vがあるので安全牌。給油のたびにガソリンスタンドで100V AC を借りてキック、キック。

最初の宿で一晩充電を試みるが無為に終わる。仕方なく、初日のように充電器を始動補助に使うが、駐車場まで100V ACが届かない。ごらんのとうり純和風旅館の玄関先で他の温泉客から好奇の視線を浴び、排気ガスを浴びせ返してキック、キックと相成った(写真2)。あと から写真を眺めると古風な二輪車が旅館のたたずまいにマッチしているような気もする。

(写真2)小雪のちらつく 山形県銀山温泉滝見館玄関前にて。見せびらかしているのではない、電源コードが届かないのだ。後ろはキックの応酬でばてているtakuをわらう某ウエブマスター@TC88ローライダー。12Vだって電装がイカれたら明日は我が身だ。

道中のそば屋では皆を待たせて近くのスタンドに駐車、そば屋とスタンド間を2ケツで送迎した。とめていたパンヘッド は東北のHDN仲間に目撃されていたようだ。そば屋には長い行列ができており、時間はある。トラブルは同行者の迷惑にはならない。スタンドで重いtaku を後ろに乗せてふらふらしながらそば屋に着くと「エボはスムーズでいいですねぇ」とお世辞のtaku。帰りにそば屋からスタンドまでがくTC88ロードグ ライドの後ろに乗ったあとは「やっぱりエボより力があるなァ」と皮肉。もう載せてやらない。大石田町の温泉では支配人に断って機械室からリールの電源ケー ブルを借り、日も落ちて真っ暗な駐車場まで引っ張った。

 

(写真3)左から6V充電器、パン用の米国製6Vバッテリー(セルが3つ!)、充電器付12V携帯バッテリー。背後は山形産人間用充電器。このサイズでは1人分も充電できなかった。

2泊目は知り合いのログハウス。東京からは taku自宅からインバーター他が届いており(写真3)、動作を確認。やっと100V AC探しからは開放された。といっても

12V充電器付バッテリー
->インバーター(12VDC -> 100VAC)
-> DC 6V 充電器(100V AC -> 6V DC)
->takuパンバッテリーターミナル
-> キックキックキックキックキック..........キックキックキックキックキックキック

と、セル一発始動のハタ目には涙ぐましい光景だった。シートの上は携帯バッテリーにインバーターに充電器にスパゲッ ティのごときケーブルでぐしゃぐしゃだ。周りのバイクはみなHDなのに12Vでシガーソケットの準備もなく、ジャンパーケーブルではなにも手が下せない。 これはないんぢゃない、と思って 12V->6V 電圧変換器(以下 コンバーター)を買うか作ってプレゼントしよう、ということになった。アマチュア無線1級のkita さんも簡単よ、と合いの手をいれた。後には引けない。約束は守らねばならない。うーん、ひょっとしたら電気のいらない馬もいいかナと思った(写真4)

(写真4)0V, 6V, 12V 仕様の各馬たち。山形県村山市羊舎(ひつじや)にて。

脚注:(*3)電気トラブル相談・63年パンヘッド
taku  2003/10/26
http://www.hdn.gr.jp/cgi-bin/ttb/wwwlng.cgi?print+200310/03100066.txt

 

(3) コンバーター製作記


カー用品店に行くとトラックで自家用車の電装品を使うための 24V -> 12V 変換器は何種類も市販されているが、 6V 出力の変換器はおいていない。6Vの公道走行車両は異端なのだ。だめもとで何社か充電器メーカーに電話してみたが 当然のように12V->6V はないという。利益追求のための切り捨てか........

秋葉原へ行って部品をみつくろい、自作することとした。考えたスペックは以下のとうりだ。

(写真5)秋月電子のコンバーターキット K-73。専用基板付きで製作は比較的楽。
秋月電子通商 http://akizukidenshi.com/catalog/items2.php?c=power&s=popularity&p=1&r=1&page=#K-00073

 

入力 12VDC  さまざまなソースから受け取れること
シガープラグ 携帯用バッテリー、四輪車のシガーソケットから
ヘラープラグ BMW二輪他ヘラーソケット装着二輪車から
      (σ(^o^;)はBMW/HD にヘラーソケットをつけて電熱ウエアや充電に活用している)
ワニ口クリップ 二輪・四輪のバッテリーターミナルから直接
入手容易な12Vバッテリーを携行したり、出先で12Vバッテリーを購入しても対応可能である

出力 6.5 V DC ワニ口でtakuパンシート下のバッテリーターミナルに接続 通常電流数百ミリアンペア、最大4アンペア程度

パンヘッドのパニアバッグに入れて容易に携行できること
過負荷や短絡に対応していること
多少の雨風は問題ないこと

東京秋葉原の秋月電子通商で以上のスペックに適すと思われたスイッチングレギュレーターキットが安価で出ているのでこれを用いた(写真5)。いまどきの携帯電話やデジカメの充電器は小さく、発熱が少なく高効率になっているが原理はこれと同じである。

入力側は汎用ジャックで差し替えて上記のスペックを満たすようにし、5Aのミゼットヒューズを入れた。出力側にも5Aのヒューズとパイロットランプを入れ、バイク側で発生しうる高電圧の逆流で壊れないよう、高容量ダイオードを直列に入れた。

最後に、バッテリーか直流安定化電源で12V DC を入れて半固定抵抗を回し、出力を6V強に合わせ、アルミケースに入れて完成となった。σ(^o^;)にとってはHDエンジンのオーバーホウルよりははる かに簡単だ。ハンダ付けや電子工作に覚えのある人なら買いだし半日、製作数時間だが、ちょっとした買い忘れですぐには仕上がらないモノだ。部品代はしめて 3000円くらい。効率や発熱を気にしなければ三端子レギュレーターを用いてもっと小さく簡単にできるかと思う。スクーター用の小型12Vバッテリーごと ケースに入れてしまうやり方もあるだろう。σ(^o^;)愛用のWidder発熱ウエアのコントローラー(*4) も流用可能かも、と思っている(目的外使用になるので保証が効かないが。)

手持ちには6Vのバイクもダミー抵抗もないのでテストのしようがない。takuにスペアヒューズとともに宅急便で送 る。念のためガレージでバイクに実装し、テスターで電圧をチェックしてから使うように、とメイルしたところ、多忙でテストするヒマがない、とtaku。そ うこうしているうち、出先でバッテリートラブル再発に遭遇、用意はしていたので、いきなり使用、無事使えたと報告が来た(写真6)。相変わらず困難な現場 を体力と気合いで乗り切る人だなぁと思った。なにぶんワンオフ製作なので振動や熱によるトラブルが心配ではあるが、いまのところ問題ないようだ。

(写真6)ぶっつけ本番で役に立ったコンバーター(中央銀色)。左の携帯バッテリーとはシガープラグで接続。

電圧の仕様がことなるのはやっかいだ。彼もできるだけオリジナルのままで乗りたい、という。どうってことない工作だ が、6Vで苦労している人はこのようなコンバーターをひとつ作って持っていても悪くないと思う。これさえあればオルタネーターやレギュレーターが死んでも 出先で充電済み12Vバッテリーを買い求めて自走することができるはずだ。前照灯ONの際は容量を大きくする必要があるが。

このような機器をすでにお持ちで対策万全のかたもいらっしゃるだろう。旧車全般にいえることだが、6V車はとくに電 装系が弱くパーツ入手も大変なようだ。takuパンも工場出荷時のハーネスを手直しするのみで引き直しをしていないという。入手可能な適合バッテリー自体 も昨今の進化に取り残されている。作りが旧式で、ベントチューブ付きの液ダボだ。takuパンのようにバッテリーの不良、すなわち電極落ち、断線やケース の割れ、電解液漏れに悩まされることもままあるようだ。12Vではとっくに密閉バッテリー、AGMバッテリーが主流となっているのに........

σ(^o^;)自身は それほど旧車には興味がないが、本稿が6V車に情熱を持っている方々の参考になれば幸いだ。時代の流れに逆らって「反逆」し続けて欲しいと願う。元気の良 い旧車と遠乗りするのは楽しく、旧車屋のビデオを観るだけではつまらない(写真7)。旧車マニアの潜伏期に入ったか....(文中敬称略)

(写真7)恒例の2002年花園忘年会キャンプ会場にて撮影。


脚注:(*4) http://www.ebenezer.jp





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