Harley-Davidson NEWS(ハーレーダビッドソン ニュース)#00 NEWS Monthly Archives

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2000:03:21:18:14:58

雪キャンプ

» この手の企画、行き当たりばったりキャンプとしては前回の伊豆に続き二回目になりますが、今回も満足のいくキャンプとなりました。 今までいろんなミーティングに出かけましたが、ミーティングはその主旨のために大勢があつまる場所に大勢で集うというパターンが多く、それはそれで楽しいのですが、何千台も集まる個々のミーティングがその巨大化に苦慮しているように、そのイベントの中で見つかる私としての楽しみもすでに限界が見えたような気がします。今年も決めたイベントにはいくつもりですが、それと平行して、こじんまりとしたキャンプというか行き当たりばったりの野営シリーズも続けて行くつもりです。今回来れなかった人も次回はぜひ参加を検討してみて下さい。という訳で以下レポートです。    寒風吹きすさむ山梨県の中央本線穴山駅。ここに集合時刻の11時に集まったのはヒロシちゃん一人だけ。もっとも私も近くまでは来ていたものの、20号線からちょっと離れた山間のこの駅はちゃんと探さないとなかなか見つからない無人駅。20分ぐらい遅れて到着した私と誰も来ないねってダラダラしていると YOUちゃん夫妻が現れた。遠くに見える北アルプス含め、周囲の山々には現在進行形で雪が降っているのがありありと見え、自分たちのいる駅周辺でも粉雪がチラホラまっている。携帯の留守電を聞くと takaちゃんが諏訪以北は雪だということは教えてくれたので、早々に松本行きをあきらめ、代替地を検討しつつ、無人駅の待合室を占領する。電車を待っている地元の中学生ぐらいの女の子は見慣れない連中に恐れをなしたのか、寒風の中を出ていった。    当日参加を決めたナベさんと須玉ICで落ち合う。キャンプするのは花園以来だけど、そんときはほとんど酔っぱらって記憶がないから久しぶりだなとがっちり握手。とりあえず近くの道の駅みたいなところで蕎麦を食う。蕎麦を食っているとだんだんとまったりしてきて、北行きは中止に決定。そのへんでキャンプをしようということになる。これが行き当たりばったりキャンプのいいところ。場所を決めていたらそこまで行かないといけないから。    今いる場所から近いところを地図で探し、アルプス側の白洲のあたりにキャンプ場がたくさんありそうだったのでそこへ向かう。そのへんでテントを張り、近くのサントリー白洲工場でワインの試飲をすることにした。500円で飲み放題とかいう妄想で一同盛り上がり、元気良くキャンプ場を探す。    しかし3月という事もあってキャンプ場はどこもやっておらず、別荘地っぽい周囲の景色は、いきなりの野営を拒むような雰囲気でした。あるキャンプ場に電話を試みてもつれない返事。ああやっぱりおれ達はこんなハコに収まる器じゃないよなということで、地図を見ながら周囲の林道の終点で野営をすることに決定し、一度別れて探索をやることに。そしたら北アルプスのある登山道入り口に地図にも載っていないキャンプ場があることを発見。水道は使えないが、湧き水もあるグッドなキャンプ場で、近くの売店の管理人の人にも許可をいただき、しかも無料&貸し切りということで最高の野営場を最終的にゲットしたのです。    テントを張って、ナベさんと私は買い出しに出かけましたが、近所の人はいつもどこで食材を入手しているのだろうかと不思議になるぐらい店がありません。たどりついた長坂の寂れまくった商店で、ない在庫からようやくおでんができることを発見。焼き物とあわせて今夜のおかずをなんとかゲットしました。また途中酒のディスカウントストアをすばやく発見していた私は、そこまでの道を正確に案内。ナベ氏に、「たくちゃん酒だけははずさないよなー。」と感心されることしきり。今日のお酒は、ビール6リットル、ワイン1.8リットルと日本酒一升半って感じです。    てな訳でキャンプ場に帰ると火もほどよくおきていて、すぐに宴ははじまりました。水の出ない炊事場はブロックに囲まれていて、格好の宴会場へ大変身。調理用と暖をとるための火をそれぞれ作って、まずはビールで乾杯。チープな冷凍ギョウザや化学調味料だしのおでんもこのすばらしい環境の元では、超一流のディナーとなります。大人数だと食事を作って分けるのも大変ですが、5人ぐらいだと和気藹々と食事も会話も楽しめます。ってなわけで小屋の外はチラホラと小雪が舞う中でも、本日参加しなかった方々から詫びの電話を肴に日本酒、ワインをがぶ飲みして体の芯まで暖かくなった一同は、とってもハッピーな気分でした。    酔いが回るとエンターテイメントも欲しくなるもの。気分はブレアウィッチってな訳で真っ暗闇の森の中を歩いて薪探し。小雪がチラホラ舞ってきて冷え切って張りつめた空気の中、ランタンの光を頼りに歩くのはテンションが上がって大声を張り上げている5人。なんとも楽しい思い出になりました。お酒を飲み終えたところで、宴はお開きになり寝ました。    完璧な装備だったので、寒さもほとんど感じず、快適な目覚めから覚めると、YOUちゃんの声。テントを出ると、あらら周囲は一面の銀世界。第一印象としては、困ったとかいうよりすげーという珍しいモノを見たという喜びのほうが強かったのです。前夜の粉雪は牡丹雪にかわり、これからも積もって来そうな勢い。まああわててもしょうがないよなということで、まずはぎんぎんに冷えているビールをあけます。すげー冷えててうまい!バイクに雪がつもることはそうそうないので、とりあえず記念写真をパシャパシャ撮ります(なかなかこんなのはない)。そのうちみんなも起きてきて、いやーやばいねーといいながら、行動派のナベさんはテントサイトの乗り入れ口を雪かきしだしました。手伝うヒロシちゃんは飲み過ぎでかなり気持ち悪そうで、あとでお好み作ったそうです。    雪かきも終わり、一同はそうそうに撤収することになり、マシンのエンジンをかけようとしますが、セルの人はセルがまわらず、わたしはわたしでキックでかからず、かかっても寒さと標高の高さからか出力が上がらず苦労しました。なんとかテントサイトから林道をでてアスファルトの道路まで降りると、下界に雪は降ってませんでした。そうです、テントを張ったところは、北アルプスのほんとの麓にあたり、山に吹き付ける雪がそのまま降りてくるところだったのです。下界も同じ雪だったら大変だろうとビビっていましたが、雪が降っていたのは山沿いだけだったので助かりました。20号を下って甲府までの空いた道を颯爽と走り、途中でほうとう食って、またガラガラの20号を帰ってきました。    今回のキャンプでは二つ勉強をしました。ひとつは成せばなるということ。今回のようなキャンプはいろんな不確定要素が多いため、事前に計画されたキャンプと違って現地での苦労も多少あるのですが、天気だとか周囲の状況でどんどん変えていけるので、その分おもしろさもあり、行き当たりばったりでもどうにでもなるってことが今更ですがわかりました。もうひとつは、バイカーも(この言葉は好きではないけど他に言葉がないので)自然をもっと知らないとダメだなということです。山だとか海だとかその世界の天気ってのは普通の天気予報には出てこない気象です。特に冬に関しては、その土地の気候を勉強すれば、もっといいキャンプができると思いますよ。今回は雪にこそ降られましたが、そんなに寒くもなく快適でした。ということで。  
Categories : Vintage Harley

2000-03-21

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