その2でお伝えした81年中期からのローコンプピストンは最終になりドイツ製MAHLEピストンに
変わった。どういういきさつで最終に来て、わざわざドイツ製ピストンに変わったのかはわからな
いが、既に製造されていた、より信頼性の高いエンジン"エボレーション"のピストンが既にドイツ
製に変わっていたが為に、ショベルも渾身の力で最終にきてドイツ製に変わったのではなかろうか・。
それまでのショベルのピストンに比べ、このMAHLEピストンはガラリと近代的になり、それは今の
時代のピストンに比べても見劣りしないものだ。 それでは検証して行こう。
二つとも2000年7月18日製造(パッケージング?)
この最終ピストンも当時物のパッケージはオレンジ/ホワイトでバー&シールドだった。
いつ頃からこの無機質なダンボール色とバー&シールドに変わったのだろうか・・・。
グレーの色をしているのはNEにてWPC&MOS2処理を施している為。
処理後は手に取った時に滑リやすいので落とさないように注意。
他社のバイクで採用した事があるが、シリンダーのセンター出しのクランキングの音が明らかに音が
小さく、滑らかに作動する。その他、ピストンピン、リング稼動面に施してある。
,010オーバーピストンの詳細は・・・
径は二個ともピッタリ89、04ミリ。従来の純正ピストンより同じ,010でも小さめだ。
最小直径は88,580と88,575ミリ。その差は(楕円度)は約0,46ミリ。従来型ピストンより
楕円率は半分で、より真円に近い。
軽い!!単体で408g! その2のドイツじゃない同じサイズと比べ100g以上軽い。
その軽さゆえ、クランクマスの連動で、ドコドコ感も薄いのではないだろうか。
その代わり、軽くスムーズに回り高速巡航も楽。最終ショベルがショベルであるがエボのテイストも
含んでいるといわれるのは81以降軽くなったフライホイールだけの効果だけでなく、実はこのピスト
ンの軽さも関与しているのである。
裏側の刻印。
向かって右がMAHLEピストン。変な補強もないし肉の無駄も無い。そしてピストンピンは偏芯してい
るので広い方を前方に向ける。45度?型なので、反対にRは後ろに向ける。

ちなみに45000キロ走行時のスタンダードサイズピストン。このときリング交換して現在も稼動中!
従来のピストンのコピーである社外リプレイスが俗にいう台湾ピストンに対し、最終ドイツピストンを
コピーしたリプレイスが昔は存在した。
今はドラッグスペシャリティに吸収されたクロームスペシャリティズで出していたメキシコ製リプレイス。
1200用も1340用もローコンプとノーマルコンプが選択出来た。
裏側の変な補強もないし、偏芯までしっかりコピーされている。
*1膨張も少なく、安くて良いピストンであったが、今は残念ながら廃盤。
*1 同じ車両、同じシリンダーでピストンのみ入れ替えて実験済み。台湾製より同じクリアランス
ならばメキシコ製の方が滑らかに作動した。
おわり。
こんにちわ。
文中に
(ピストンピンは偏芯してい
るので広い方を前方に向ける。45度?型なので、反対にRは後ろに向ける。)
と書いてありますが前と後ろで組み付けが逆になるんですか?
ゆういちろうさん
回答遅れました。たまに見直さないとダメですね。
シリンダーに角度が有る場合、ピストンピンを中心にして広い方を前に向けるのが普通ですよね?
国産4発や3発とか思い浮かべて下さるとわかると思います。?ツインの場合はバンク角が前後なので
当然、ゆうじろうさんの質問のように組みつけが前と後ろで逆になるという事です。
追記です。
ピストンの頭にポンチマークがあったり、裏側にリブの目印とかが必ずありますが、
偏芯が無い場合、普通それを自分側にして組み付けするようになっていますが、
これはあくまで目印ではっきり言ってどちらに組んでも問題ないものです。
(前後非対象でも)偏芯さえなければ、ピストンの形は同じですから。
ところが偏芯があると先述の通り、?ツインではそうは行きません。
マークがFではキャブ側、Rではプラグ側になってしまうんです。(又はその逆)
メーカーはコストの関係でFとRを専用には作りませんから。
同じピストンならば当然マークは非対象、すなわち前と後ろでは逆になります。
マークを必ずキャブ側にするという固定観念があると間違えやすいですね。