1,なぜ盗難が急増しているのか。
従来、車の窃盗というのは単体ではアシがつきやすくリスキーなものとされていたが、シノギに困った暴力団+悪徳ブローカー(番組中では中国系だっ
た)+東南アジア、中近東でのハーレーブームという三つの組み合わせをすることによって安全なビジネスと化した。また90年代半ばの規制緩和により中古車
の輸出等についての締め付けがさらに緩和されたことなどもある。
2,タイのハーレー事情
番組中では、盗難車の輸出先としてタイを取材していた。タイのほか東南アジアの車事情全般にいえることだが、新車にかかる関税がかなり高い。タイ
に関しては100%であるから、新車価格が単純にいうと倍になってしまう。タイの正規ディーラーの新車は全く売れず、中古車を扱うハーレーショップが繁盛
するのはそんな単純な図式による。現地のハーレー購買者は、芸能人、社長、外国からの駐在員など比較的富裕層で占められていて、おそらくそれが盗難車で
あっても意識をせずに乗っているとおもわれる。番組中、店内で隠し撮りされたカットには日本のナンバーが付いたままのハーレー、その他のバイクが数台写っ
ていた。また、ある会社社長の所有するファットボーイ、FXRが登録ナンバーから東京都内、神奈川県内で盗難にあったものと同一であることを取材スタッフ
が確認した。
3,どうやって盗むのか
番組中では四駆で被害に遭った方の例をいろいろと挙げていたが、バイクに関してはとくにその点について触れられなかった。ただ、盗む目星の付け方については、相手をつけることと、ナンバーをメモし陸運局で住所を調べるという二点が挙げられた。
また都内などハーレーがかなり多い街に関しては、巡回して目星をつけるってこともあるかもしれない。
4,どうやって運ぶか
コンテナ積みをする際には、フレーム、エンジン、その他の部品は全部バラシ、別々の便で送るらしい。フレームの打刻は消して現地で同じ番号を打ち直す念の入れよう。
つーことで、難しい問題ではあるけれど、行政の重い腰からすると盗難問題が劇的に改善するってことはしばらくあり得ない話しでしょう。各自 自衛が必要な中で今回の番組で感じたのは、物理的に盗まれないようにすることと同じくらい、置いている場所を知られないことってのも必要だってことです。 30万で買って300万で売るからボロい商売だよとかホザいていたおっちゃんに腑煮えくり返りながら、うんうんとうなずいた私でした。
コメントする