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■レベル7

さあ、いよいよ卒業試験です。これが修了すれば、あとはソロでジャンプすることが可能となります。頑張らなくてはと気合が入ります。

レベル7の課題は、頭から飛び出すEXITと、フリーフォール中の前進トラッキングを習得するのが課題です。
飛び箱の上で前進するための姿勢を習います。頭の横にあった手をひじを伸ばして、腰のほうへ移動させます。その後膝を伸ばします。こうすることによって、頭のほうの抵抗がなくなり、脚のみで風を受けるため、頭が下がり前進するという訳です。
はたしてうまくいくのか・・・。
頭から飛び出すのも、レラティブウインドという、ヘリが前進することによって生まれる相対的な風にを胸や腕で受け止めつつEXITするという結構理屈では難しい飛び出し方なのです。

はたしてうまくいくのか・・・。
不安だ。

レベル6が修了してからおよそ20分後、ギアアップの声がかかりました。こんなにインターバルが短かったのは初めてです。まだ一服すらしていません。汗だくになってギアアップしヘリポートへと移動します。
空に上がりクライムアウトのサインがでるとJMがヘリの天井を掴み、外に背中を向ける姿勢をとります。私はJMの胸に両手を当てる姿勢をとり、EXITに備えます。今回からホテルチェックはなく。通常、ジャンパーがEXITするのと同じ「レディー!セット!ゴー!」の掛け声になります。JMの胸に手を当てJMに「OK!」と告げるとEXITカウントが始まります。

「レディー!セット!ゴー!!!」

レラティブウインドがどうのこうのなんて全然わかりません。体がもみくちゃになって、天地が判らなくなるほど回転したようですが、アーチの姿勢を続けることにより数秒後うつ伏せで安定したフリーフォールになりました。はっきり言ってドキドキです。いままで8回ジャンプしましたがこれほどドキドキしたのは初めてです。
正面にJMが移動してきました。「脚を伸ばせ」のハンドサインが出ています。脚を伸ばします。しかし、まだハンドサインは出ています。もっと伸ばします。しかしハンドサインは消えません。

「????」

興奮しているのもあり、なんとも理解ができません。
そうしているうちに前進のサインがでました。地上で練習したのと同じようにやってみせます。すうっとJMが近づいてきます。どうやら前進が成功したようです。
そうこうしているうちにプルする高度になりキャノピーを開きます。ようやく冷静さをとりもどし、ハンドサインが終始出ていたのを思い出しました。
「ああ・・・失敗したなあ。これは駄目かもしれない。」
ちょっとがっくりきてしまいました。

ランディングも尻餅をついてしまいました。
キャノピーをまとめて肩に背負い、土手へと歩いていきます。ハーネスをはずしてギアを下ろしていると、土手の上にいるJMがハンドスピーカーで結果を告げます。

「残念ながら・・・・」
ああ・・・失敗だ・・・
「スクールオフです!!」

わあ!っと歓声が上がります。あちらこちらから、おめでとうの声がかかります。

「あれ?受かっちゃったよ〜、わはは、ありがとうございました〜」

なんとか成功したようです。デブリーフィングで脚の角度のことを注意されましたが、1人でジャンプできる水準には達しているとのことで合格できました。やはり、EXITしたときのあせりで、腰から下の意識が飛んでしまったのでした。


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