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ビンテージラリー
奥多摩キャンプ

A Letter From The Publisher


Welcome to the November edition of Harley-Davidson News.

For us, this issue is very special.


なんだかんだで10月の約半分はバイクで旅をしていたことになる。忙しい日常から離れたことで十分な息抜きになる一方、ネットからこんな長い時間離れた事は初めてだった。

携帯電話っていうのは本当に便利なツールである。北海道でも奥地に行かない限りほとんどの地域で電波が入る。釧路とか札幌はもちろんのこと紋別や倶知安の女子高生でもルーズソックスと携帯電話は定番のようだ。バイクの旅も変わりつつある。ミーティングの時のテントサイトの確認には携帯で連絡を取り合うし、はぐれた場合も同様。大人数で動き回るときにはもはや必須といってもいい。北海道を回る旅人でも携帯を持っている人は多く、キャンプネームと携帯の番号を別れ際にメモし合い、後日連絡を取り合ったりしている。

北海道から帰って自宅のパソコンでメールをチェックすると、なんと一週間ほどで約400通ものメールがたまっていた。メーリングリストに入っている別のアカウントには、さらに数千通のメールがたまっていてうんざりしてしまう。ぼくらは多かれ少なかれネットにかなり依存して生活していて、それはコミュニケーションツールとしてうまく活用していることにもなるのだけど、そこから離れてみてもそれなりに普通に日々を過ごせることが分かる。

当たり前だが夜になれば暗くなる。しかし都会でそれをフルに体験できることは少ない。今回、知床峠を日没後に通ったのだが、そこはまさに真の闇が支配していてでっかい蝦夷シカが道路にうようよでていてサファリパーク状態。アップしたライトに浮かび上がる数十匹のシカの群でさえ恐怖を感じるのには十分である。

バイクに乗るのは非日常を味わうためだと言う人がいる。週末どっかを走るのも非日常だけど、ホントに自然の中に入っていってその中で自分を確認するっていう非日常もいいのではないかと思う。バイクに乗るぼくの友達の一人は、ひとりぼっちでキャンプすることができない。こわいからだそうだ。便利さのなかでどんどん人が失っていっている感覚がある。たまにはすべての情報機器を置いて一回飛び込んでみて欲しい。暗闇は恐くないのだから。


ビンテージラリー
奥多摩キャンプ

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