Home » News 1998 » TOURING/DIARY » THIS PAGE
阿蘇バイクヘブン ビラちゃんレポート・1
阿蘇バイクヘブン ビラちゃんレポート・3

阿蘇バイクヘブン ビラちゃんレポート・2

8月12日(水) 

兄の出社を見送った後、荷造りを始める。無理やり荷物をくくりつけていると、兄のマンションの隣の和菓子屋さんが話し掛けてきた。よっぽど貧乏でかわいそうに見えたのか、食べ応えのありそうな大きなお菓子をたくさん頂く。

再び国道2号に乗り西に向かう。国道2号は所々バイパスになっていてお昼には関門海峡を拝むことが出来た。

排気ガス充満でかなり暑い関門トンネルを走り通行料100円を支払う。
この100円玉の重要性、最後の100円玉。財布には10円玉と1円玉のみ。やはりこの時が来てしまった。

ガソリンはまだたくさんあるが阿蘇までたどり着けそうにない、実家の長崎まで直接帰ろうにもガソリンはもたないだろう。兄には強がってお金は借りなかった。こんな状態になってはじめて悩み出す。・・・親的資金投入案が可決された。

さっそく電話で連絡をとり郵便局に振り込んでもらう。助かった。大金一万円を手にしてコンビニへはいって現在位置を確認する。 

偶然手にしたツーリングマップル。いやに便利そうだし、そういえばtakaさんも持っていたのを思い出す。1600円は高い気がするが心は大金持ちなので購入を決める。

猛暑のなか北九州市の渋滞をぬけた。もう渋滞は嫌なのでツーリングマップおすすめ快適ルートを進む事にする。

地図にそって走っていくとどんどん田舎道になっていく。田んぼの中を不安になりながら走ると淵に小川の流れる気持ちのいい道に。

阿蘇には明日着ければいいわけだし、金もある。ここは流れにまかせて気持ち良く走ることにする。道は次第に峠道に。いままで激遅で後続車にあおられまくっていた峠だが、この道は自分しかいない。自分のペースで走れる峠道。はじめて峠の楽しさがわかった気がしたし、少しだけど走りも上達した気がする。

どれくらいの時間楽しんだのかわからないが小さな町に出た
。道の駅があったので休憩することにして、マップルを開くと近くに温泉がある。しかも休憩室の中に畳のベットみたいなベンチもある。時間は早いが今夜はここに泊まることに決定した。

休憩室で休んでいると若者が話し掛けてきた。聞くと、この町出身だけど学校がないから隣の市で下宿しながら勉強している高校3年生、夏休みだから愛車NS-1で実家に戻ってきているところだそうだ。1時間ほど楽しい時間をすごして温泉まで案内してもらって別れた。

入泉した"いこい荘"はひなびた旅館で、温泉は200円で入れた。バイクでどかどかやってきた自分をみて、おばちゃんが"どこから来たと?"と話し掛けてきた。

温泉後100円マッサージ機があったので気持ち良くなっていると"ほれ"とおばちゃんがオロナミンCを差し出してきた。礼を言って呑んでいると今度はキャラメルも"ほれ"とくれた。なんでも東京に働きにでている息子さんに私が似ているそうで。

自販機で発砲酒をかって道の駅"やまくに"に戻った。酒がまわっていい気分でそのまま寝にはいったが、夜半過ぎになんだか騒がしくて目を覚ました。みると暴走族がたまっている。そのうちどっかに行くだろうとほっといたら、やっぱり騒ぐだけ騒いでどこかに消えた。喉がかわいた。どうしてもジュースが飲みたい。しかし、小銭が10円玉9枚と1円玉で13枚。札も使用できない。今度は金持ちの苦しみを味あうことになった。

 
そこで偶然休憩室に現れた初老の夫婦に事情を説明して1円玉10枚を10円玉に両替をお願いした。やっと買えたジュースを飲んでいるとさっきの老夫婦が"おなかへったやろ?"とドーナツをくれた。

よっぽど貧乏そうにみえるのだろうか、ありがたく頂戴した。
おなかもふくれてまた睡魔が・・・・

            


阿蘇バイクヘブン ビラちゃんレポート・1
阿蘇バイクヘブン ビラちゃんレポート・3

PR