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阿蘇バイクヘブン ビラちゃんレポート・3
阿蘇バイクヘブン ビラちゃんレポート・4

日本海珍道中 到着

一人になると後ろの事を気にしなくなり普通の一人旅になった。

よく考えたら友達と長い旅をしたことなんてなかったな。大人数で走ることもこのサイトを始めてから経験したから、ネットを始めたことによって自分のバイク生活が変わってきているという事だ。

それにしても人と一緒に走るって難しい。自分を自分らしく保ち、さらに人を気遣う。人にやさしく、人にやさしく・・・と、ビラちゃんとの走りを思い出しながら100回繰り返す・・・。


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松江の町並みを見てみたかったので市街地を走ってみるが、走ることが信条の旅人が感じるモノがあるはずもなく、とっとと通り過ぎることになった。

あらためて走ってみて思ったが、山陰側にはホントに産業がない。廃屋になったドライブインがつぎつぎに視界に現れて遠ざかっていくこの風景は個人的には大好きだが、地元の人は大変だと思う。

やたらと目につく土建業の会社。公共事業なしには生きていけない町と人の暮らしがある。公共工事が少なくなった今の暮らしはどうなのだろうか、町の職安には人があふれているのだろうか。

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しかし、山陰の海はどこまでいっても美しい姿を見せてくれる。

西へ行くに従って色が変わったり、地形が違ったりしておもしろい。

砂浜はそうでもないが、海は青く深く活発で眺めていても飽きがこない。時間がないので泳いでるわけにはいかないが、丘の上にあるドライブインでしばらく海をみて過ごす。


海の色と岩場の様子がちょっと変わって山口県に入る。この辺までくると見慣れた九州の岩場の雰囲気とだいぶ似てくる。

途中で9号線と別れ、修学旅行で行った萩方面へ向かう。人気のない海岸線沿いをのんびり走って行くが、とにかく暑く、ちょっと走っては水分を補給しないと具合が悪くなる。

この時期に日本海側を走るライダーは多く、今日もこれまでに数十台とすれ違った。

季節柄どちらかというと北へ向かう人が多いのかもしれないが、同じ方向に走っている人が見つかると何となくうれしい。あまりの暑さで道ばたで寝込んでいる二人組のチャリダー、荷物満載のオフ車、旗をつけた日本一周らしい人。

ハーレーしか集まらないミーティングと違って、ここではすべての走っているライダーの間に仲間意識が存在する。日本でこれから始まるミーティングがあるとしたら、こういうのも悪くないと思う。

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真っ青な空と青い稲穂の町をいくつも抜けてると、対岸に北九州が見えてきた。

太陽は挿すように強く、道路脇の電工掲示板は38度を指していた。熱気がたちこめる下関に到着し市街地を抜けて関門トンネルの入り口に着いたのは午後5時ちょっと前。関門トンネルを抜けて門司についたのは午後5時ちょうどだった。多少疲れた体には九州に上陸した実感と喜びで力がまたみなぎってきた。

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どこの都市にもそれなりの交通の流儀があるが、北九州はぼくが経験したなかで、それが最悪の部類に入る都市だ。

マナーが悪いだけでなく、脇道から本道に入ってくるタイミングが東京などのそれとはちょっと違って、こちらが急ブレーキをかけるタイミングでも平気で本道に入ってくる。走って五分もしない間に強烈な洗礼を受けたが、こっちも最初から予定通していたのでバイクなりのフットワークを使って互角に渡り合って、すぐ交通事情に溶け込んでしまった。

小倉を過ぎるあたりから夕方のラッシュの時間にぶつかったため3号線が全く進まなくなった。ビラちゃんには悪いが、この辺からぼくは高速にのることにしよう。

八幡インターまで渋滞をのろのろ走り、そこから九州自動車道へ。


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夕闇が迫るころ、渋滞でヒート気味だったエンジンは、また息を吹き返しうなりを上げた。ここまでぼくを連れてきてくれたハーレーの乗り味はすばらしく、エボリューションのパワーと耐久性を再確認させてくれた。

九州自動車道は夕焼けで真っ赤に燃えているよう。ぼくの旅もそろそろ終わりに近づいている。


また、こんな九州の広い空をこのバイクと走れる日がくるなら、このバイクで走りたい。そんな長かった旅の思い出と自分のバイクに対するより一層の愛情を抱えながら最終目的地の長崎に到着した


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阿蘇バイクヘブン ビラちゃんレポート・4

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