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LOVE & PEACE & RIDE 1998 -最後の日-
日本海珍道中  -富山泊編-

日本海珍道中 -志賀高原〜糸魚川-

ホットバイクミーティングから九州まで走っていく壮大なイベントがスタートしようとしていた。

東京へ帰った一団が去った後、のんびりとノートパソコンにデジカメの写真を転送しているとtakaさんがやってきた。takaさんは確か深夜に到着して朝まで話し込んでいたはずなのでかなり疲労しているはずなのだが、senさんと対照的にいたって元気。

今日は白馬方面に走りに行くそうなので、行けるところまで一緒にいくことになった。二人でコーヒーを飲みながら話をしたあとバイクに戻ると、ビラちゃんがやってきた。

ビラ「みなさんどこにいったんですか???」
二人「・・・・・もう下に降りてから2時間ぐらいたってるよ・・・。」

ビラちゃんは、ロープウェイでなくスタッフバスで下に降りてきたために時間がかかったそうだ。
ビラちゃんがさらに荷物を整理している間、takaさんとルートを確認する。ビラちゃんはここから九州まで一万円で行くことになるので、できるだけ経済的なルートを選択する必要がある。takaさんはこの辺の事情に詳しいようなので、彼に任せてぼくらはついていくことにいした。

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いよいよ出発。
takaさんの走りは安定していて荷物が少なくすっきりしたナイトトレインはすいすいとコーナーを抜けていく。ぼくの後ろについてくるビラちゃんのビラーゴは必要以上の?うなりを上げて追いかけてくる。

3人で稜線沿いにしばらく走ってるとビラちゃんが寒いからジャケットを着たいというので側道に止まった瞬間、ビラちゃんのバイクが砂利にタイヤを取られて転倒した。

すぐにtakaさんと駆け寄って3人でバイクを起こしたが、本人、バイクとも無事のようでよかった。

ビラ「あ〜、久しぶりにやっちゃいましたよ〜(泣)。」
二人「まあまあ。今やったから今日は一日安泰だよ!」

ということで気を取り直して走りだしたが、本来予定していたルートが全面通行止めで、急遽有料道路を通る羽目になった。ゴメン、700円の出費は痛かったかも(笑)。

有料道路では他のハーレーのグループと一緒に走った。他にも何組かのハーレーの団体が走ってたり止まってたりして、彼らと挨拶を交わしながら深い緑の山道を抜けていく。

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高校生や大学生の合宿で賑わう菅平高原のコンビニで遅い昼食を取る。

コンビニ前のテーブルは大学生らしきグループで盛り上がっているから、小汚い3人組はちょっと違和感がある。この辺もtakaさんのよく来る場所らしくあたりを詳しく説明してくれた。食事の後には恒例のビラちゃんの試乗会も開かれ、彼は初めて乗ったナイトトレインにもご満悦のようであった。

ぼくら3人は午後3時頃長野市にさしかかった。

空はひたすら青く、盆地の地形はぶ暑い熱気に満ちていて、次々に熱の壁に当たっていく感じがする。オリンピックのために作られた道路が縦横無尽に市内に張り巡らされ、新しく快適な道路が周囲の空き地だらけの風景とミスマッチでオリンピックという夢の残骸を感じさせた。


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オリンピック道路を快走中のビラちゃんはちょっと疲れ気味 で、takaさんのナイトトレインのマフラーはノーマルらしい小気味いい3拍子を奏で、オイラは暑さでバテ気味でカメラのアングルもズレ気味だ。

takaさんが選んだ裏道を走り、午後4時頃白馬に到着。休憩した後、オリンピックの舞台になったジャンプ台の見学に向かう。


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めずらしくビラちゃんがぼくの前に出たとたんびっくり。ビラちゃんそれはマズいでしょ・・・・・。

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ジャンプ台は観光地になっていて、たくさんの人が訪れていた。ぼくも初めて見るジャンプ台だったが、その実物の傾斜にかなりびっくりした。しかしやはりバイク3人組はすぐ飽きてとっととバイクに戻り、準備をしてさっさと出かけた。たった10分のジャンプ台観光であった。


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白馬に流れる気持ちよさそうな川沿いを走り、近くのスタンドで給油して、さらに走る。

夕方になっても衰えなかった日差しが糸魚川に近づくころにやっと衰えてきた。この国道のペースは結構早くて山あいの峠道をみんな70〜80キロで流れていく。takaさんとぼくは流れに乗って順調に走っていくが、最後尾のビラちゃんは後続車に煽られまくっている。

国道を快適に走るために必要なスペックは、タンデムして荷物を積んでも流れに乗れるパワーがあること。道志道でもかなりの渋滞を作ってしまったが、ビラちゃんの愛車は今回もかなりつらいようだ。イライラの募ったうしろのトラックがトンネルの中でけたたましくホーンを鳴らした。あとで気付いたが、ビラちゃんのバイクのテールランプはまた荷物で隠れていたらしい。takaさんが機転をきかせて近くのパーキングで止まったのでしばらく休息することになった。

ビラちゃんは途中でかなり疲労が溜まったらしい。

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この先の道中もビラちゃんのペースで休憩を繰り返すことになるのだが、takaさんもぼくと同じでどこまでも走っていくタイプのようで、なかなか休息をはさまない。たぶんこれはバイクの大きさにもよるだろうけど、本人の性格とか体力にもよるような気がする。夕方になってきて日が弱くなってきた。とりあえず行けるとこまで行って、キャンプ場を探すことにしてまた出発した。

山をどんどん下りていくと糸魚川の河川敷がどんどん広くなってきた。日本海側の河川敷は太平洋側のように穏やかな様子ではなくて、水害の後のように激しい水が流れたような様相をしている。その川を何度も右に左にと横切ってぼくらは、日本海に面した交差点にたどり着いた。

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いよいよ日本海沿いの旅がここから始まるのだ。


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日本海珍道中  -富山泊編-

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