最近、Harley-Davidson Japan(以下HDJ)の広告に,、
「タンク形の貯金箱に100円玉が何枚入るか。」
というクイズをやっている。
答えた人はいるだろうか(ぼくは行き付けのショップに行ったときに答えた)。
最近HDJのマーケティングに対する積極的な姿勢が至る所に見られるようになったが、なぜなのかをぼく自身で考えてみた。
以下に書く記事はあくまでのぼくの推測でしかないことをあらかじめお断りしておく。
その貯金箱のクイズに答えると正解の人の中から抽選で何人かに5万円が当たるみたいだが、これはHDJにとっては安すぎる投資だ。
最近のHDJは試乗会や、カタログ請求など至る所でアンケートを取っているが、おそらくこれをしっかりとデーターベース化し、すでにハーレーオーナーであるかそうでないかを見極めた上で、DMなどのネタにしていることは容易に想像できる。
実際、ぼくもHDJのページで98年のカタログを頼んだ一人なのだが、無料カタログの後に何度もショップから試乗会の案内が郵送されてきた。実際そのあとFLHRを買ったわけだからHDJの思惑通りというわけだが、買った後はなんとBUELLの試乗会の案内が届くようになった(笑)。
美容院でも飲み屋でも実際に商売をする者にとって最も大切なのは顧客であるが、新規の営業活動をする場合、何らかの顧客リストを手にいれるのはコストと手間がかかるものだ。
だからクイズなどをエサにハーレーに興味がある人のリストを集め、それを利用していくつもりなのだろう。適切なマーケティングは顧客の利益にもつながるわけだから別に文句はない。だがリストにはもう一つの側面がある。
HDJのクレジットカードをみなさんご存じだと思う。クレジットカードを作ることによって、ディーラーで気軽にカードで買い物ができるなど利用者に利点も多い。
だが、マーケティングの視点から言うと、カード番号付きの顧客リストというのは最高に価値のあるものということができる。HDJ以外にもHOTBIKEを発行しているネコパブリッシングのサイトにある個人売買のページを見た人はわかるだろうが、あそこでは個人売買のサイトにもかかわらず、会員制になっておりクレジット番号まで教えないと利用ができなくなっている。
以前、アスキーのインターネットフリーウェイという無料のプロバイダーとして話題を集めたサービスがあったが、終了までに集まったのは60万人のカード情報と属性付きの顧客リストだ。プロバイダーで2,000円/月以下の料金を設定している場合は絶対に赤字なのでその顧客リストを使って今後いろんなことをやろうとするだろう。
個人情報の提供にはハーレーの世界であってもくれぐれも気をつけて。