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低圧縮よ、さようなら −番外編−その4 アクシデント編2

それから10日ほど経ってメールにて連絡してみると今日明日にはオーバーサイズの
シートリングが届くのですべてをストップして優先で作業し、出荷するという。
しかしオーバーサイズのシートリングを打たなければならない顛末の責任の具体案が
提案されないまま。しかも納品書には勝手にやって失敗して、それをフォローする為の
熔接の費用も加算されていた・・・・。当然私は納得の行く代金しか払うつもりはない。

今回の一連の事故は、私がもしプロならそのまま組み付けてしまえば、オーナーには
わからずジマイで商売人どうしの暗黙で葬られる可能性は多々あるとおもう。
実際そういう車両を私は多々見てきた。しかし、私はアマチュア。妥協は利かない。
しかも依頼主はショベルの仲間なのである。私にとっては貴重な純正部品を勝手に壊され、
価値を下げられた・・。そう判断するに余念はない。

これ以上はここでは書かないが、内燃機加工はリスクを伴うものである
出来るならシートリングとかバルブガイドは何回も入れ替えたくない。
だから材質の選択やクリアランス、長い目でみた設定を考えたいものである。
それは具体的にどういうことか?このあとマリーナ号のヘッドの組み立てを例に
少し触れてみたいと思う。


IMG_3470_400.jpg

画像のインテークのシートリングに注目願いたい。異常に大きいのがわかるはずだ。

つづく・・・











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「低圧縮よ、さようなら −番外編−その4 アクシデント編2」に関連する記事

2008:07:22:17:29:54

低圧縮よ、さようなら −番外編最終。ヘッド詳細と組みつけ

» 約一ヶ月も待たされたヘッドだったが、仕上がり具合を点検及び、各設定を公開しよう。 まず社外のスプリングロアーシートは81〜のステムシール対応用に出来ていて ご覧のようにシールの逃げに穴が大きい。(画像右側)一応パフォーマンスパーツに出来ていて純正なんかと比べると少し薄い物でその分の 突き出しを考えて今回は突き出し40,5ミリでオーダーした。この40、5ミリというのは セット長35ミリをベストとしている私のヘッドリビルトの大前提基本データから今回、意図的に 決定したものである。セット長35ミリベストは、これは個人の勘とかそういった不特定な類の ものではなく、先人のメカニックの数え切れないほどの実際のリビルト経験データから割り出された 数値である。もちろんシートプレッシャーとの綿密な関係によるものでもある。  後年になって気が付いたことであるが、実は設計(青写真)上でもそうなっているのである。 すべてのパーツが純正ならば1340の場合、突き出し41ミリでセット長が35ミリになるはずである。
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2008-07-22

2008:06:17:09:36:05

低圧縮よ、さようなら −番外編−その3

» 久しぶりに見るマリーナ号のヘッド。 と言っても昨年10月以来か・・笑 。前回は賄いの作業だったんだけど、今回はきちんと 出来るのでなんだか嬉しいね。そうこなくちゃ! 早速バルブ周りをバラスと・・・ 。。出た〜!(流行のキタ〜!ではない。) シールが完全に潰れてました。^^; 使ったのは国産シールなんだけど、元々付いていたシフトンの物より幾分高さがあったようです。 だからシフトンのシールが入っていた時より、潰れが大きい。完全に機能を失ってます。^^;これは81以前のシールなしロアシートを使っていた為にシールがこれだけ浮いてしまう為。 もう少し全高の低いシールもあってそれを使えばここまで当たらない事もあるけど・・繰り返すが、シールナシモデルにシールを使う場合は、左のように穴を広げ逃げを作るか 純正の81〜シール付きのモデルのロアーシートを使うかしなければならない。 今回使うは加工済みUSA社外。(左側)今回はキチンとバルブガイドの頭を切り詰めて置くまでピッタリ入るように加工してもらう。 ミニ旋盤でもあればな〜自分でやるんだけど・・。 クリアランス的には450リフトクラスのハイカムにも余裕で対応出来るようにしておく。アッパーカラーも打っていたりして状態が良くないから交換。純正なら修理するけど どうせ社外だから交換。出た〜!!久しぶりに対面の名物「サザエの蓋」当たりのバルブフェイス。ww でもこれはまだ反対側・・これが真打ち、ご本人様。   改めてみてもス、すばらしい! バルブシートの当たり面 前にも書いたが、これは広がったのではなくて、初めからこういう加工をしてあったに間違いない。 全体でサザエ当たりではなく、反対側は線当たりなんである。 ある意味、芸術。 ショップでのOHを内容を判定すると・・ オーバーサイズピストン、ボーリング。ガイド製作・入れ替え。シートリングは入れ替えていない。 突き出しは無視してシートカット。こんな修理をしていてこれで代金20数万円。  ホントに驚きである。 次は内燃機屋から上がって来たら、組み上げの模様をアップします。 あと一回、つづく。
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2008-06-17

2008:06:11:22:01:07

低圧縮よ、さようなら −番外編−その2

» 頼んでおいたパーツが届いたので早速、内燃機屋さんに出す準備をしよう。 今回は使用するパーツの検証です。キャストのガイドはロアーの既製品。元はリン青銅に入れ替えられており、本人の談によると 25000キロ〜なのだが、やはり既にクリアランスはガタガタ。^^; 今回は一生物のヘッドを目指す為、キャストガイドを使用する。入れ替えられている製作物の リン青銅のガイドのサイズが不明なので、少し太めの,030オーバーのサイズをブランクとして 内燃機屋に納入し、ガイドを外した穴のサイズにピッタリと合わせてもらう。(メーカーはロアー) その方が素材から製作してもらうより安いのだ。しかも今ではキャストの材料を持っていない 内燃機屋もある。 ガイドとバルブのクリアランスはエキゾーストで5/100。そしてガイドのトップには結構定評な インテークは3/100〜4/100。 シフトン製ステムシールがピッタリ嵌るように加工してもらう。 シフトン製を使うのは手に入りやすい理由もある。 キャストガイドと国産シール、又はそれに準じたクオリティのシール(純正の紙タイプを除く)を 使うのは危険だと賛否が分かれるところであるが、確かにブロンズ系を使うことよりリスクはあるが ガイドとのクリアランスをキチンと取れば大丈夫。ビックボアのピストンの吸う力は思いのほか強く 一時期ガイドの頭をテーパー加工してオイルを擦り切るようにするのが流行った?が、やはり オイルを吸い易く、カーボンも溜まりやすかった。 キャストガイドは磨耗に強く、実際私のショベルは5万キロを越えているが、純正のキャストガイドは 全然磨耗していない。(バルブステムも) でもすべてがそうというわけでもなく、オイル管理が悪かったり、ポンプの機能が低下していたり ヒートさせている車両はこの限りではない。 元々クオリティの劣るシフトンのバルブ周りにそっくり交換されていた為、すべて交換する。 バルブスプリングは純正新品を使いたかったが、ディラーに行き値段を聞いてビックリ・・。 インナーとアウターのセットがあるのだが、ワンセット8000円近かった!一台分32000円! 純正、大事にしましょう!むやみに取り替えない方が良いです、ホント。 で、私がストックしてあった純正中古(テンション計測済み機能新同)を譲ることに決定。 BITO号でお分かりになるとおり、純正スプリングはよほどの事がない限り、テンションは低下しない ものなのである。(低下していても2〜3PSI。それも一本か、多くて2本) バルブはマンレイステンレス、レースマスター。精度の高い軽量バルブである。 コッターもそれに合わせマンレイ。 バルブスプリングシートは後期型のようにステムシールの逃げを加工しなければならないが 元がシフトンの為にEASTERN PARTS(USAメイド)の加工済み社外品に交換。これもその方が 加工するより、安いからだ。 ついでにアッパーカラーも交換する。(ある事情により。それは次回ね) 次回はバラシたヘッドの様子です。 つづく・・・
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2008-06-11