Big boy Blog

Home » Blog » Big boy Blog » big_boy » 75FX bito号の整備 vol.16 »

75FX bito号の整備 vol.16

IMG_1971.JPG

ステムシールは純正タイプが入っていた。
新品の時はステムに対してテンションが多少あるが、すぐになくなり
オイルカキ程度にしかならないと考えよう。
しかし、純正でもそうあるように、キャストのガイドを使う場は、この純正タイプが安全。
キャストに国産シールの堅固な性能だと、潤滑が足りなくて、抱きつきを起こしたりする可能性
が高く危険であり、万人向けではない。

IMG_1983.JPG


ガイドの付け根部分のヘッド面に注目。
山に盛り上がってるでしょ?
こういう構造になっている為、81以前は突き出しを測る際は、ガイドの首の部分から測る。

規定値は38,1ミリ〜39.2ミリ

そこで曲者(くせもの)なのは、この盛り上がりが個別に違うこと。^^;
一定ではなく、個体差があるのだ。
だから、マニュアルでの突き出しが許容範囲でも肝心なセット長がオーバーしてたりするので
全く参考にならない。

ちなみにbito号はFのinが39,30ミリ  EXが38,64 であった。
マニュアル上ではinだけがオーバーで、EXがまだ余裕があるじゃん!と思うかもしれない。
しかし実際はセット長が肝より0.58ミリオーバーしているのだ。
このぐらいだったら許容範囲なんだが、シートカットの分の糊代を入れればシートリング
入れ替えは必須となってしまうのだ。
シートカッターは当たるだけで0.2や0,4はすぐに削れてしまう。

だからこのように、個別に突き出しとセット長との関係を割り出さなければいけなくて、
凄く手間がかかる。
当然、内燃機屋への指定寸法もFのインテークは・・、エキゾーストは・・と一つ一つ違う場合が多い。

多分、以前この車両を整備した方は、その辺のつじつまを合わす為に、急遽インテークだけに
シムを入れたのではないかな・・・。だとしたら中々アッパレである。^^ 

IMG_1574.JPG


81〜のヘッドの面
平になっているでしょ?(クラックは気にしないで)為にヘッドの面から測るのだ。
面は一定で、その為に計測、判定、リビルトプランニングはもの凄く楽。

当然サービスマニュアルにも記載範囲寸法は違う

IMG_1991.JPG

本題に戻り、リアのインテークバルブの当たり。(圧縮が正常な方)


IMG_1979.JPG

IMG_1978.JPG

リアのエキゾーストバルブ。
フェイスにカーボン噛みこみによる凹みがある。


IMG_1992.JPG

シートリングの状態。

う〜ん、圧縮の低いFとのそれほどの差は感じない。
とりあえず、「これだ!」って理由が見つからないのだ。^^;

原因はシリンダーとピストンの関係か・・・・?
何しろ決定的ナ原因を発見できなくとも、完治を信じて、1からキチンと組みなおすだけ。

整備とは地道な作業の積み重ねなのだ。


IMG_1973.JPG


外したパーツは各々分けて保管しておく。
100均で売っているこのようなビニールのパックに入れておくと、埃もつかないし紛失も防げる。

次は内燃機屋に出す準備。

つづく。











トラックバックURL

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.hdn.gr.jp/cgi-bin/mt426/mt-tb.cgi/4831

コメントする

Verification (needed to reduce spam)
下に見えるコードを入力して下さい。
(読みにくい場合はリロードボタンで内容を変える事が出来ます):

「75FX bito号の整備 vol.16」に関連する記事

2008:05:19:20:22:12

75FX bito号の整備 vol.36 ファイナル

» ショベル純正ロッカーアームの検証"に書いたが、最終的に償却法で一つ一つ対処してきた bito号の不調も考えられる原因はもはやロッカーアームのみ。  さぁ完治するのかbito号!早速交換作業してみよう。ちなみに温間時(200F近く)のコンプはF4,0k R6,0k  温間でも低いが、それでもキックで掛か る条件6キロにRが達している為、このように温まっていればキック1発始動。・・ ・・・  ・ 今回はbito君に"自分の手で弄る楽しさ"を体感してもらう為、ガンガン手伝ってもらった^^
Categories : big_boy

2008-05-19

2008:04:21:18:37:14

75FX bito号の整備 vol.33 純正ピストン検証

» それでは届いた1個のピストンを検証してみよう。 懸案だったのは楕円度である。 最大径 87,805ミリ 側面(ピストンピン側の面)は86,98ミリ その差 0,825ミリ!! 結局純正もこんなに楕円なんである。 ^^; 外したDS(ドラックスペシャリティーズ)Rのピストンは 最大径87,76ミリ 側面 86,975ミリでその差 0,785ミリ。 結局、純正の方が楕円なんであるww まぁ、これはbito君に事前に話してあって、想定していたので驚きはしないが、大変に勉強になったね。 純正がこうなんだから、納得するしかない。他の一般のピストンもこんなに楕円なんだろうか? 良く、熱が入ったらピッタリになるようにピストンは設計されている・・という説があるけど、それは嘘だね。 これだけ楕円がピッタリになるわけないしね。少しはマシになるだろうけどね。 逗子の変態、かーる大佐は、ピストンをオーブンで焼いて実膨張を調べてからシリンダーとのクリアランス を決定するそうな。 実に理にかなっている。 一度私も実験してみたいね、これは。 この純正ピストンをたとえばRにつかうとすれば、DSのピストンで現状のシリンダーとのクリアランス が、0,05〜0,055なので、0,045ミリも純正の方が大きいのでクリアランスは単純に0,005〜 0,01となってしまうので、これは不味い。試しにシリンダーに入れてみたが、自重では落ちてこない。 私がホーニング砥石で仕上ても良いのだが、折角のプラトーが台無しなので、これはピストン側を 手ペーパーで仕上るつもり。^^; 参ったな、こりゃ。パーツナンバーは22144−74A 製造は(パッケージング日?)87/4である。 純正パーツの外箱には必ずこのような製造年月と思われる年月が書いてある。
Categories : big_boy

2008-04-21

2008:04:23:19:47:00

75FX bito号の整備 vol.34

» 事の顛末は結局、ピストンを各サイズ1個ずつしか頼んでいなかった事が判明。^^; 元々アメリカにもSETでは在庫が無い事も判明。お金も1個づつの代金しか払っていなかったそうである。 他に色々頼んだからね・・・気がつかなかったそうな。  これで前回の記事のように、特別拘りが無ければ純正を使う(最終ドイツピストンは除く)必要性が疑問視 であったが、これでスッキリDSのリプレイスを再使用することに踏ん切りがついたというわけ。^^; しかし、今回はこんな事でもなかったら、事細かくピストンを検証しなかったと思うし、bito君のおかげで 凄く勉強になった。感謝!感謝!というわけで、違う姿勢に動き出してから普通のモーションになるのは少々時間が掛かるが 腰の具合も落ち着いてきたので組んでいこう。 今回は先にシリンダーにピストンを入れといて、コンロッドに合体させるやり方をご紹介。 これやり方の利点は一般に・●リングがシリンダーに入れやすい。●リングの位置がズレにくい。かな。 しかし、逆にこのやり方になれていないと、ピストンピンとコンロッドのスモールエンドの位置が 合わせずらかったね、私は。 まぁ。こういうやり方もあると言う事です。
Categories : big_boy

2008-04-23

2008:04:21:17:38:33

75FX bito号の整備 ノーナンバー呪縛編 

» なんともついていない・・。bito号の呪縛の強さは並ではないようだ。シリンダーのフライスは先日、上がって来ている。 実に気持の良い面だ。 残るはアメリカに発注した部品を待つだけ・・・皆さん、マジに聞いて下さい。待ちに待った部品が、代行業者からbito君の所に届いた。 しかし、ピストンが1個しか入っていなかったのだ。bito君は在庫があることを良い事に今回の ,020と先行きの分として,030オーバーのピストンをSET購入したのであるが、あろうことに それぞれ1個づつしか届かなかった。^^;アメリカはNOSパーツの販売元のミスは間違いないのだが 現在、代行業者を通して問い合わせ中である。いずれにしても組みあがりは伸びてしまう・・・。 そこでbito君、船場に1個だけ,020オーバーの22144−74Aの在庫があることを思い出し、 私の所に代引きで送ってもらう手はずだった。ナイスリカバリーである。彼はことNOSパーツには 鼻が利くようになっている。^^ しかし、まさかの船場からの電話。 「いやぁ・・検品したらピストン単体しか入っておまへんでしたわ〜!どうしはります?ww」 そう、ピストンピンとクリップ、リングSETが無いのである。これは予想外!リカバリー失敗である。 しか〜し、bito君には、徹底的なもう一つ訃報があるのであった。
Categories : big_boy

2008-04-21